2020年11月24日(火)
目黒支部主催『運転者講習会』を開催しました
コロナ禍の状況ですが、十分なソーシャルディスタンスを確保して、めぐろパーシモンホール(小ホール)にて「運転者講習会」を開催しました。
まず冒頭に土屋支部長の開会の挨拶がありました。


次に、講師としてお迎えした目黒警察署 交通長の渡邊正行様より講話を頂きました。

※渡邊交通課長様には、ご講話に加えドライブレコーダーに記録された生々しい交通事故の状況について、実際の映像を見ながら解説して頂きました。
東京都内の交通事故による死亡者数が10月末の累計では既に112名となっており、前年に対し12名増という状況で、残念ながら目黒区内も1名の方が亡くなっている。
また、交通死亡事故の特徴として年齢層別で最も多かったのは、「65歳以上の高齢者」が37名となっており3割を超えている。
高齢者の傾向として左右の確認を行わず道路を横断する場合が多く見受けられ、早期発見が交通事故防止の切り札になると考える。
特に夜間は死亡事故が発生しやすいと言われていて、対向車がいない場合は必ずヘッドライトの上向き点灯をお願いしたい。
上向きの場合は前方約100m先の障害物を確認出来るのに対し、下向きでは約40mと半減してしまうことを認識して頂きたい。
例年、11月、12月の交通事故による死亡者が多い傾向にあるが、そのなかでも飲酒による路上寝込みが原因による死亡事故が多く、既に今年も12名の方が亡くなっており、高齢者同様に夜間の上向き点灯により早期発見に努めて頂きたい。
車は便利な乗り物ですが、運転免許証を所持しないと運転出来ない特別な乗り物でもあることを、再認識して頂きたい。
万一でも交通死亡事故を起こせば民事、刑事、行政の処分が下るばかりか、社会的な信用も失墜してしまい、家族をも不幸に巻き込むことになり得るということを肝に銘じ「運転が上手な人とは無事故無違反の人である」ことを念頭に、“だろう運転”を止め、“かもしれない運転”を励行し、是非とも自動車学校で習ったことを今一度思い出して頂きたい。
最後に、間もなく師走を迎えますが、通勤時も含め安全運転をお願いしたい。
DVD視聴は、警視庁提供の「横断歩行者の交通事故を撲滅するのだ!」と、東ト協指定の「防衛運転 7つのポイント」でした。

参加者は、5社・18名でした。