2017年10月5日(木)
目黒支部・運転者講習会を開催しました
目黒区総合庁舎・大会議室にて「運転者講習会」を開催しました。
まずは冒頭に土屋支部長の開会のご挨拶がありました。
ご講話は、碑文谷警察署 交通課 交通総務係 係長 西岡 太郎 警部補 様に頂きました。


西岡様からは、プロのトラックドライバーとして守らなければならないことを、ご自身の経歴で経験された機動隊での人員輸送バスの運転に例えられました。
①運転操作にスーパーテクニックは無用である。
②確実に走る、曲がる、止まるが、肝心である。
③事故無く安全に送り届ける。
更に、トラックドライバーとして守らなければならない4項目についてお話を頂きました。
①無用に道路に駐車をしない。
後方の走行車両、特にバイクは車線変更が遅れがちな傾向があり、そのまま駐車しているトラックに追突する事故例が多く発生している。
②過積載は絶対にしない。
過積載をすると、車両の傾き、制動能力の低下、事故時の損壊の増徴を招き、大変危険である。
加えて、過積載を誰の指示(判断)によって行われたのかも重要であり、仮に会社が指示(黙認)をしたとなれば、道路交通法上で禁止されている下命容認に該当し、大きい処罰の対象になる。
③自転車や原動機付自転車には要注意。
自転車は歩行者感覚で、原動機付自転車は自転車感覚で運転される方が多いため、急に飛び出てくる傾向がある。
④酒気帯び運転の厳禁。
酒気帯びでの運転は、安全運転を妨げる様々な影響が発生するのはもちろんであるが、ドライバー自身にも免許失効や人身事故が関連すれば即逮捕の事案となるばかりか、会社も酒気帯びでの運転を防止する策を講じていないとされると、多額の罰金に加え信用失墜に繋がることになる。


西岡様のお話に続いて、お持ちいただいたDVD『ドライブレコーダーは見た! “1秒後の恐怖” ~二輪車の事故を防ぐ~』と、東ト協共通の視聴覚教材である『STOP!バック事故 ~多発するバック事故を無くせ!~』を視聴しました。